「イラストが描けたら、もっと自由にアイデアを形にできるのに…」そんなふうに感じたことはありませんか?最近では、AI画像生成サービスが進化し、誰でも手軽に高品質なイラストを作れる時代が到来しています。その中でも、いま注目を集めているのが【Tensorart(テンソルアート)】です!
とはいえ、「AIってなんか難しそう」「どうせ英語入力しか無理なんでしょ?」と思った方、ご安心ください。Tensorartは初心者にもやさしく、PCだけでなく、タブレット・スマホでも簡単に操作できるんです!
ただし、使い方には少しコツがあります。どんなプロンプトを入れればいいの?無料ってどこまで?商用利用は大丈夫?――そういった疑問や不安にお答えするために、この記事ではTensorartの基本的なことをご紹介!
この記事を読めば、Tensoartでどんなことができるのかがわかるでしょう。
Tensorartとは?初心者向けに特徴と魅力を解説
Tensorartは、Stable Diffusionという画像生成モデルをベースにしたオンラインサービスで、テキスト入力だけで高品質なイラストやアートを生成できる画期的なツールです。特に、アニメ風やリアル風といったスタイルに特化したモデルが豊富に揃っており、ユーザーの好みに合わせて使い分けることが可能です。
操作性の高さも特徴のひとつ。PCだけでなくタブレットやスマホでもアクセスできるので、「ちょっとした空き時間にイラストを作る」なんてことも日常的にできます。
「AIって難しそう」という印象を持っていた方でも、直感的なUIとシンプルな構成で、驚くほどスムーズに操作を覚えられるでしょう。
また、プロンプトを入力することで画像を生成する「Text2Img」機能のほか、既存の画像をもとに新しい画像を生成する「ControlNet」、生成された画像を微調整できる「ADetailer」など、画像生成の自由度を高める機能が満載。これらのツールが一つのプラットフォームで完結するのも大きな魅力です。
さらに、生成された画像は基本的に商用利用もOK(※ライセンス確認必須)なので、ブログやSNS、動画サムネイルなどに活用できます。クリエイティブ初心者からプロの現場まで世界中で幅広く支持されているサービスなんです。
Tensorartの始め方|登録方法と初期設定
Tensorartを使い始めるには、まずアカウントを作成し、基本的な設定を済ませる必要があります。
ただし、このステップは非常にシンプルで、特別な知識は一切不要。
登録から利用開始まで、わずか3分で完了するほど手軽なんです!
アカウント作成とログイン
Tensorartでは、3つの方法でアカウント登録が可能です。
自分にとって一番管理しやすい方法を選びましょう。
ログイン後は、自分のプロフィール画面が表示され、画像生成の履歴や生成枚数なども確認可能です。
初回利用時には、特に設定変更の必要はありませんが、名前や表示設定をカスタマイズすることで、より使いやすい環境を整えることができます。
すぐに設定できなくても、実際にイラストを作成しながら徐々に対応していっても問題ありません。
プロフィールの編集や基本的な設定
特に注目しておきたいのが「商用利用」の観点です。Tensorartで生成した画像は基本的に商用利用可能とされていますが、プロンプトに使用するワードや元となるモデルによって利用条件が異なる場合があります。そのため、設定ページから利用規約を必ず確認しておきましょう。
また、画像の出力フォーマットや保存方法なども変更可能。自動保存先を変更したり、画質やファイル形式を選んだりすることで、後々の素材管理がぐっと楽になります。
「難しそう」と感じるかもしれませんが、実際の操作はクリックだけで完結するシンプルな構成。はじめての方でも、安心して第一歩を踏み出せますよ。
Tensorartの基本操作はText2Imgで画像生成
Tensorartの中心的な機能が「Text2Img」です。私もこの方法を一番多く使います。
これは、テキストで入力した内容(プロンプト)をもとに、AIが画像を生成してくれるというもの。
操作は驚くほどシンプルで、しかも設定次第で多様なスタイルのイラストが作れます。
プロンプトとネガティブプロンプトの入力方法
プロンプトとは、「どんな画像を作ってほしいか」をAIに伝える文章のこと。たとえば、「a cute girl in a kimono, cherry blossom background」といったように、登場人物・衣装・背景などを英語で細かく指示します。英語での入力が推奨されており、具体的な単語を並べることで、より理想に近い画像が生成されます。
一方、ネガティブプロンプトは「この要素は入れないで」と伝える指示。たとえば「blurry, low quality, extra fingers」など、不要な表現を除外することで、画像の精度を高めることが可能です。
はじめのうちは、他ユーザーのプロンプトを参考にしたり、プロンプト共有サイトを活用したりすると、上達が早くなります。
モデル・サイズ・ステップ数の設定
生成する画像のスタイルを決める「モデル」は非常に重要な要素です。アニメ風が得意な「Anime Pastel Dream」、リアル風が強い「Realistic Vision」など、目的に応じてモデルを選びましょう。
さらに、画像の縦横サイズや「ステップ数」(AIが画像を洗練させる回数)も調整可能。ステップ数を上げるほどクオリティが上がる傾向にありますが、処理時間が長くなる点には注意が必要です。
このように、プロンプト・モデル・設定を組み合わせることで、Tensorartでは「自分だけの世界観」を具現化できるんです。
画像の構図を決めるControlNet
ControlNetは、Tensorartの中でも応用力が高い機能で、既存の画像や写真の構図をベースにして新しい画像を生成できるツールです。
つまり、ポーズやレイアウトを固定しつつ、内容だけを変えることが可能になるのです。
Text2Imgではプロンプトでポージングなどを指定できますが、AI任せになるので必ずしも自分の思った通りになりません。
イラストの構図を悩みがちな初心者にとっては、構図の“テンプレート”のように活用できる便利機能です!
OpenPoseやCanny
ControlNetで代表的なのが「OpenPose」と「Canny」の2つの手法です。
OpenPoseは、人間の骨格を線画として抽出するツールで、ポーズのガイドとして最適です。たとえば、「この立ち方でアニメキャラを描きたい!」というとき、OpenPoseでその構図を読み込めば、ほぼ同じポーズのAI画像が生成されます。
一方、Cannyは輪郭線(エッジ)を使って画像の構図を指定する方法。風景画や背景構成など、より抽象的な形を再現したいときに有効です。どちらの機能も、参考画像をアップロードするだけでOKという手軽さも魅力です。
自由な構図と表現でオリジナル作品を作成
「構図を決めるのが苦手」「人物のバランスがうまく取れない」といった悩みを抱える人も多いはず。そんなとき、ControlNetを使えば、ポーズや視線の方向、全体のレイアウトが最初から整った状態でスタートできます。
風景などを細かく描画させる「Noise技法」もControlNetを使います。
「Noise技法」については別の記事で解説しますね。
さらに、OpenPoseで設定したポーズにアニメ風モデルを適用したり、Cannyで読み取った風景にファンタジー調のキャラを配置したりと、発想次第で作品の幅が無限に広がります。「Tensorart イラスト 作成」で検索するユーザーの求める“オリジナリティと簡便性”を両立する機能、それがControlNetです。
顔や表情を修正するADetailerの使い方|
ADetailerは、Tensorartで生成した画像の中でも「顔」に特化して修正・微調整を行うことができる機能です。特に、目や口などの細部が崩れやすい人物画において、表情のニュアンスや顔のバランスを整えるのに非常に役立ちます。画像生成の“最後の仕上げ”として使うのが定番です!
顔のパーツ修正・表情の変更ができる
ADetailerは、生成された人物の顔パーツを自動検出し、そこだけにピンポイントで修正を加える機能です。「笑顔にしたい」「口を閉じさせたい」「目をもう少し大きく」など、細かい要望にも対応可能。プロンプトを再入力せずに、すでに生成された画像に対して手を加えられるため、やり直しの手間を大幅に省くことができます。
操作は、対象画像を読み込んで顔検出をオンにし、プロンプトやネガティブプロンプトを再設定するだけ。修正後は、自動的に該当箇所のみが上書きされる仕組みです。
色味やディテールの最終調整
ADetailerは顔以外の調整にも応用が可能です。例えば「陰影をもう少しはっきりさせたい」「肌の色味を自然にしたい」といったディテールの改善もできます。とくに、クローズアップされた人物画像では、これらの微調整が全体のクオリティに直結します。
また、ADetailerはControlNetと併用することで、構図と表情の両立も実現。好きなポーズ+理想の表情という、“理想のキャラクター表現”にぐっと近づけるのが大きなメリットです。
「思ったより顔が崩れてる…」「ちょっと修正できれば素敵なイラストなのに…」という画像を見てがっかりしたことがある方、この機能でその悩みを解消できます!
無料プランの上限と課金ポイントを解説
Tensorartは、基本的な画像生成であれば「無料」で利用できる点が大きな魅力ですが、その一方で無料プランにはいくつかの制限も存在します。
「知らずに課金されていた…」というトラブルを防ぐためにも、仕様をきちんと理解しておくことが重要です。
無料で作成できるイラスト数は?
Tensorartの無料プランでは、毎日最大で100枚の画像を生成できることになっています。
しかし、実際はユーザーの保有する「クレジット」に応じて生成できます。
無料プランの場合は1日50クレジット、有料プランの場合は300クレジットが付与され、1枚作成するごとに消費します。このクレジットはログインすれば毎日付与されますが、翌日はリセットされ繰り越すことができません。
私の感覚的には無料プランの場合、15枚程度のイラストが作成できるでしょうか。
クレジットは購入することができます。購入したクレジットはリセットされず保有できます。
無料プランで楽しむ場合もクレジットは購入した方が良いでしょう。1日50クレジットでは満足するイラストを生成するのは難しいです。
一番安い3000クレジットがおよそ1,500円ぐらいで、これだけあれば数ヶ月は楽しめます。
ですから、無料プランでもクレジットの購入は検討してもよいでしょう。
ただし、「ControlNet」や「ADetailer」など高機能オプションを使用すると、1枚の生成で必要なクレジット数が大幅に増えるので注意が必要です。また、生成に失敗したからといってもクレジットは戻りません。
そのため、最初は軽めの設定で試してみて、目的の画像が完成しそうな段階で本命プロンプトを使う、という“節約術”が推奨されます。
有料プランの違いや課金タイミング
Tensorartでは有料プランにすると以下のようなことができます。
有料プランは「30日間」「90日間」「360日間」の契約期間となっています。課金はクレジットカードやPayPalなどで簡単に行えます。
実際にイラスト生成するときに、無料プランの枠を超えた設定になっていると有料プランでなければできないことのメッセージが表示され、簡単に課金されることはありません。
無料プランと有料プランの違い、どういうときに有料プランが必要になるかは、別の記事で解説しますね。
商用利用と著作権の注意点
Tensorartで生成した画像は、魅力的で高品質なだけでなく、原則として商用利用が可能とされている点が、多くのユーザーに支持されている理由の一つです。
しかし、実際にビジネスや制作活動に使う前に、いくつか確認すべき重要なポイントがあります。
作成画像の利用範囲とライセンス確認
まず大前提として、Tensorartの利用規約では「生成された画像はユーザーの所有物であり、商用利用も認められている」と明記されています。つまり、生成画像をブログ、YouTubeのサムネイル、印刷物、LINEスタンプなどに使用して収益を得ることも可能です。
ただし注意したいのが、「使用したモデルやプロンプトの中身」によってライセンス条件が異なる場合があることです。たとえば、特定のアーティストのスタイルを模したモデル(例:「◯◯風スタイル」など)には使用制限が付いていることもあり、勝手に商用利用すると権利侵害になるリスクもあります。
各モデルや機能のページには、小さく利用許可の条件が記載されているので、利用前には一読することをおすすめします。
著作権のトラブルを避けるための注意点
画像を公開・販売する際に第三者から「この画像、著作権侵害じゃないの?」と指摘されることもあります。そうしたリスクを回避するためには、以下のような対応をしておくと安心です。
- 使用したモデル名・バージョンを記録する
- 元画像や参考画像がある場合、その出典も明記する
- トレースや模倣ではないことを証明できるようにする(プロンプトを保存するなど)
特に企業案件や商業出版物での利用を考えている場合には、これらの管理をしっかり行うことで、トラブルの予防につながります。
Tensorartを商用利用したいユーザーの多くが求めているのは、「安心してビジネスに使えるか?」ということですが、その答えは「使える、けれど慎重に」です!
まとめ|Tensorartを使いこなして理想のイラストを手に入れよう
Tensorartは、初心者でも簡単に高品質なイラストが作れるAI画像生成サービスです。プロンプトを入力するだけで、アニメ風やリアル調など、自分好みのビジュアルを自在に作成できるのが魅力。
そして、ControlNetやADetailerを活用することで、構図や表情の調整も思いのままになります。
「絵が描けない自分には無理だと思っていたけど、AIを使えばこんな表現ができるんだ!」そんな体験を、誰でも手に入れることができるのがTensorartです。
一方で、無料の生成枚数には制限があり、課金ポイントや商用利用の条件については注意も必要です。しっかりと仕様やルールを理解し、トラブルを回避しながら使っていくことが、長く安心して活用するためのカギとなります。
「描きたいけど描けない」そんなもどかしさを、Tensorartがサクッと解決してくれるかもしれません。今日からあなたも、AIで“想像をカタチに”してみませんか?
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